◎四十九日法要には、それまで祭壇に安置してあった白木位牌にかわって、本位牌(塗り位牌・唐木位牌)をお祀りし、法要時に開眼供養(お魂入れ)を僧侶にして頂くようにします。これは故人が成仏したことを象徴する儀式となります。
◎本位牌には文字書き・文字彫刻を行う都合上、製作日数が必要となりますので、早めの御手配が必要となります。文字を入れるにあたっては、戒名・俗名・没年・行年などが必要になります。
◎お位牌は位牌分け(いはいわけ)により、本家だけでなく分家・親族でもお祀りのできるものです。
◎浄土真宗ではお位牌を用いず、「法名軸」「過去帳」などを用います。
■供物・供花・弔電へのお礼
葬儀に参列されなかった方々で、供物・供花・弔電を頂いた方々にも電話や礼状でお礼を申しあげるようにします。
■故人の勤務先への報告
故人が勤め人であった場合には、故人の私物の整理と挨拶をかねて、勤務先を訪問するようにします。
■のし袋の体裁
のし袋の表書きや水引の色などは、別に掲載しておりますので、参考にして頂ければと思います。また、各種のし袋は当店でもご用意しておりますので、ご用命下さいませ。
■直接お礼を申し上げたい方々
葬儀の際、特にお世話になった方々や、故人とのかかわりの深かった方々には翌日か翌々日、おそくとも1週間以内にお礼を直接申し上げるようにします。特にお世話になった方々とは、世話役代表・町内会役員、そして会社代表・友人代表として弔辞を読んでくださった方々、社会的地位の高い方々です。直接お礼を申し上げることができない場合には、電話や礼状でお礼を申しあげるようにします。それ以外のお手伝いの方々には、葬儀終了後、実用的なものや供物をお礼としてお渡しすると良いでしょう。
■お寺様へのご挨拶
お葬儀が終わって翌日か翌々日、おそくとも1週間以内に導師となって頂いたお寺様へご挨拶にお伺いするようにします。お渡しするお布施の金額は、葬儀社やご家族の方々と相談して決めると良いでしょう。また、お布施のほかに戒名料や、会場を借りた場合の会場量などは別料金になる場合がありますので注意が必要です。
◎お葬儀後にはお世話になった方々にご挨拶まわりをします。ご遺族にとってこの挨拶まわりは、故人の縁を知り、今後のおつきあいをお願いする大切な機会となります。
◎式直後は喪服で挨拶まわりをします。2・3日経っている場合、正式には黒ですが、喪服でなくてもかまいません。グレーや紺などシンプルで地味な平服で伺うのが良いでしょう。
◎お寺様・葬儀社への支払い・謝礼、お世話になった方々へのお礼はなるべく早い時期に、喪主が直接伺い行うようにします。