新着情報|お仏壇のよしまる
お彼岸とは(下)

 春彼岸の頃は、万物千草の芽生える時、冬の寒さに耐え自然のあらゆる生命が若々しく萌えあがる季節です。
小さな土筆が顔を出すなどを見る時、自然を讃え、生物を慈しむ思いが生まれるのも春ならではのことでありま
しょう。

 秋の彼岸の頃は、自然の恵みを受け米や柿などさまざまな実の収穫の時。
私達もこの大自然の法則や摂理の中に生かされている。決して自分本位で生きているのではない事を知り感謝の
念を深める事に気付くよう、春と秋のお彼岸は教示しているのです。

 暑さ寒さも彼岸までと申します。仏家の人々は改めて身体を大切にして、意義ある六波羅蜜を受持し、生業を
精進する事が仏さま・ご先祖さま・多くの人々そして家族や自分に要の供養になるのであります。
                                                                  (おわり)