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仏具の使い方とその意味は(1)

茶湯器と高坏

yoshi01.jpg日本人はお茶を飲む慣習があります。食事の前後にお茶は欠かせない飲物です。下記イラストは、右の高坏に水菓子(果実等)を、左の高坏には干菓子(煎餅・落雁等)を供えます。茶湯器は右に白湯、左にお茶を、中央にご飯を供えます(日蓮宗は反対に供えます)。

水菓子を召し上がった時には白湯を飲んでいただき、干菓子を食された時はお茶をという作法であります(なお、真宗ではこれらは致しません)。


 

霊具膳

yoshi02.jpg仏壇に供える小型の本膳のことです。一汁三菜の献立で手前から箸・左に飯椀(ご飯)、右が汁椀(吸物)、後方右に壷椀(あえ物)、左に平椀(煮物)、中央部に腰高坏(漬物)というように配置致します。

霊異膳は料理を盛り付けましたら、仏前に箸が向くようにお膳をまわしてお供えします。
霊異膳を毎日お供えすることは、無理と思われる方は、法事・命日・盆・彼岸・お正月などに供えるのが一般的といえるでしょう。

なお、真宗では霊異膳は使いません。また宗派によって配置の仕方が異なることがあります。


仏器膳

yoshi03.jpg私達は食事をする時に食堂テーブルや座卓などの上で食器を使い、食物をいただきます。それと同様に、仏器膳はその上に茶湯器や仏飯器を置き、丁寧に仏さまに献上する道具です。礼儀にかなった仏具の一つです。サイズ・形状等さまざまあります。お仏壇に合わせて選ばれると良いと思います。


 

 

 

 

 

木製三宝

yoshi04.jpg色は白木・黒色・朱色・欅製などがあります。宗派によってお供えする物が異なりますが、、一対を用意致しますと、法要の時など式場も引き締まり、粗末感がなく立派になります。サイズも15cm角ぐらいから36cm角ぐらいまであります。

 

 

 


供花


yoshi05.jpg右/本願寺流用供物台です、金箔押しや彩色が施したものもあり、サイズもいろいろあります。

左/大谷流専用の供花です。両派共、お供物の供え方がありますので、仏具店にお問合せ下さい。


 

 

段盛器

yoshi06.jpgご覧のように、お供物が段々にお供えできることから段盛といいます。各段に菓子・餅・果物などを盛り、仏前にお供えするお道具です。サイズもお仏壇に合わせるよう、さまざまあります。


 

 

 

 

下須板

yoshi07.jpg火立・花立・香炉など直接壇の上に置かずに、この上に置きます。サイズはさまざまあります。


 

 

 

三宝下須板

yoshi08.jpgお菓子や果物などを直接置かないでこの下須板の上にのせ、お供えします。


 

 

 

六角型小菱吊灯篭

yoshi09.jpgお仏壇の中を全体に明るくする荘厳な道具です。サイズもお仏壇に合わせて選べます。